女子高生の私と不機嫌な若頭
幸せな今日は別れの始まり
身体も熱がこもる
涼介さんが触れるところ全てが熱い
涼介さんの舌も熱くて
頭がぼーっとしてしまう
知らず知らず
涼介さんの膝に座らされていて
涼介さんの首に腕を回していた
「……大丈夫か?」
『……んっ……』
大丈夫なんかじゃない
けど、そんなこと言ったら
涼介さんはやめそうな気がした
『……のぼせちゃう…』
「ん、上るか。立てるか?」
『……立てない……お願い…』
涼介さんから離れたくない……
涼介さんは何も言わず私を抱きかかえ
バスタブから出て私ささっと拭いてくれる
どれだけ器用なんだと驚いてしまう