女子高生の私と不機嫌な若頭
涼介さんの口角が上がっている
そしてゆっくり私が握りしめていた
タオルを取り、ポイっと投げた
『わっ、わっ、わっ。』
何も身につけていない……裸だ
恥ずかしくて、何も隠すものがなく
急いで涼介さんにくっついた
「意地悪しすぎたか」
反省の言葉かと思いきや
笑っている声だ……確信犯だ
『涼介さんっ、恥ずかしいです…それに、寒いんで何か掛けさせてください』
そう言うと涼介さんは身体を起こしガウンを脱いだ
んーーーっ。
なんて逞しい身体なのかしらっ
ってか、どこ見ていいかわからない
「杏奈……」
私を呼ぶ声は……甘い
私に触れる指は優しい
「限界……」
そう言って私にキスをしてくる
優しいキスから激しいキスへと変わる
初めてを……
大好きな涼介さんへ……
後悔はない
この選択をしたことを……。