女子高生の私と不機嫌な若頭


「初めまして、奈津子先生です。なっちゃんって呼んでね。お名前は?」


そう言いながら、雄哉は奈津子先生に連れられて部屋の中へ入っていった


大丈夫かな?と思い私も中へ入ろうとしたけど、翔子さんに止められた


「大丈夫よ、それより……私は貴方の方が気になるわ」


翔子さんに連れられて、私はある部屋にいた


多分、更衣室みたいな……
ロッカーと設置ドレッサーがいくつもある


「……こんな時間まで、小さい子を連れて、どうしたの?」


こんな時間まで……
そう、雄哉の年齢なら
もう寝ている時間だ


『……すみません』


怒られているわけじゃない
けど、自然とその言葉だけが出た
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