女子高生の私と不機嫌な若頭


俊太郎さんは今までにないくらい
余裕がなく切羽詰まった感じだった


普通、彼女なら
気の利いた言葉をかけるんだろうが
私はただの人形


だから……
見て見ぬ振りをした


そんな日でも
俊太郎さんは私を抱く
とても荒々しく……
私に当たるように……


「……っ。さっさと孕めっ」


そんな言葉が聞こえてきた


何を言ってるの?
私はまだ……18歳。
そんなこと……絶対無理


その言葉を聞いてゾッとしてしまった
……怖い…怖い


『……て……やめ……て』
『…やめて……やめて…』


私の声なんか届くはずがない
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