女子高生の私と不機嫌な若頭
「……ちっ……いい。……は?あんたがそんなんだから……ちょっと待って」
「早く出てけっ!」
話に夢中だった俊太郎さんは
私が出て行っていないことに
イラついたのか怒鳴ってきた
『……ごめんなさい』
私は部屋から出て
いつも過ごしている監禁部屋へ行った
俊太郎さんの話していた内容だけだと
推測でしかないけど……
多分、電話の相手は鮫島さん
そして、なんらかの取引というか
そんなのをしていて
俊太郎さんに手を引けと鮫島さんが忠告してきたんだと思う
そして一番気になるのが……岸谷