女子高生の私と不機嫌な若頭

父親というモノ




「良かった、杏奈ちゃんが働いてくれるなんて、嬉しい」


今日から翔子さんのお店で働く事にした
17歳の私は働けない
けど、それを19歳として働く


翔子さんに迷惑をかけないようにしなきゃ
働かせて貰えて、雄哉も託児施設にいるんだから、安心は安心。


「じゃ……着替えよっか」


そう言って更衣室へと連れて行かれた


「はーい、みんな聞いて。今日から杏奈ちゃん入るからよろしくね。この世界は初めて、19歳だからお酒はダメよ」


綺麗なお姉さん達が一斉に私を見る


っっん‼︎……なにこの緊張感


『杏奈です、よろしくお願いします』


そう言うと翔子さんは行ってしまった
< 28 / 314 >

この作品をシェア

pagetop