女子高生の私と不機嫌な若頭


バレンタイン当日
私は白鳥さんの家にいた


「……すごい量ね」


『……はい。みんなの分作ろうかと思って……そしたら、すごい量になっちゃいました……頑張ります』


そう言って髪を束ね
エプロンを付け取り掛かる


白鳥さんが手伝うと言ってくれたけど
白鳥さんにも贈りたかったから
白鳥さんには、ゆっくりしてもらう


「…意外。器用なのね」


『え?私、不器用に見えますか?こう見えて家事全般出来ますよ』


そんなにダメ女に見えたんだろうか…
私は気にせず専念する


その合間に、お昼ご飯も作っておこう
なんか、こういうの楽しいな……
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