女子高生の私と不機嫌な若頭


普通の結婚式だと思っていたけど
涼介さんの話を聞いて驚いた


「真也は工藤組の若頭…時期組長だ。それの結婚式になれば、他の組の組長やら幹部やらが出席する。嫌でも杏奈は注目される……あの事もあるが、何より俺といるって事だ」

「俺といるって事は、俺の女って事で知られる。これから先ヤクザの女として見られる……肩身の狭い思いをするかもしれねぇ。それでもいいのか?」


いつも、なんでも自分で決める涼介さんが……私に聞いてる


……そっか。
これって最終確認だよね?


『涼介さん、これってプロポーズですか?』


そう聞くと、涼介さんは舌打ちをした
そうなんだ……



直球で言って欲しいと思うけど
なかなか涼介さんには無理な話かな。
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