女子高生の私と不機嫌な若頭
エレベーターが着くと
普通のマンションのドア
この階はドア一つ……
もしかして最上階なの?
涼介さんはカードキーでドアを開けた
中へ入ると
中は広い玄関に廊下の先には
広々として開放感があるリビング
モデルルームかと思うほど
綺麗で家具も統一感がある
大きい窓から日差しが入り暖かい
窓を開ければ
これまた広いバルコニー
「気に入った?」
後ろから抱きついてくる涼介さん
『……すごく素敵』
『…………えっ?もしかして買おうとしてる?いいよ、いいよ』
絶対高いのはわかる
マンションっていうか
億ションじゃないかって思う
「……いや、買った」
涼介さんの言葉に驚くを通り越し
私の思考は固まってしまった