女子高生の私と不機嫌な若頭
ピーピー……
お知らせ音がなる
いつもセットしてあるコーヒーメーカー
わざとセットしてある
じゃなきゃ、涼介さんはやめてくれない
「ちっ……」
涼介さんは宣言通り
二人で住むようになって
イチャイチャというか……
ベッタリで……何をするにもベッタリ
そしてすきあらば、私の身体で遊ぶ
初めは本当に抵抗したんだけど
不機嫌から……いじけてしまい
さすがにマズイと思った
私にしか見せない姿だけど
いじけると、機嫌を直すのが大変だった
『今日は店長会議13時からですよ』
「ん……わかった」
『新店舗のスタッフも決めます』
「ん……そうか」
朝の会話は仕事の確認
なぜかわからないけど
私が今日の1日を伝えている
私は秘書ではない
白鳥さんの店舗の一スタッフだ