女子高生の私と不機嫌な若頭
前に一度、涼介さんから言われた
「俺の秘書になれ、そうしたら四六時中一緒にいれる」
涼介さんの目はマジだった
そ、それは嬉しいけど
けど……私は白鳥さんと働きたい
そんな事言ったら
怒りの矛先が白鳥さんへ向かうから
そんなこと言えない……
涼介さんにはどうにか
理由をつけて断った
そしたら御機嫌斜めで大変だった
「お前は俺といたくないのか?」
「何か不満か?」
そうじゃなくて……私の身体がもたない
常にベッタリな涼介さん
それだけでも身体が火照るのに
それ以上のことをしてくるの……
だから……無理。
……そんなこと口が裂けても言えない
言ったら……涼介さんは喜ぶ。