女子高生の私と不機嫌な若頭

誓い



そして……


「私なんかが代役で申し訳ありません」


『ふふふっ、私がお願いしたんですから……逆にすみません』


扉の前でウェディングドレスを着た私
そして隣には……三宅さん


三宅さんに父親の代役をお願いした
三宅さんの腕に私の腕を組む


『……涼介さん、怒りますかね?』


「……ははっ、怒りますね」


私涼介さん以外の男の人に触れている
それを見たら……舌打ちする


『大丈夫です、私が守りますから』


音楽が鳴りドアが開かれた


赤い絨毯の道
道の先にはタキシード姿の涼介さん


一瞬、眉がピクッと動いた
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