女子高生の私と不機嫌な若頭


家に着くと、電気は消えていた
この時間に電気が消えている……
まさか、お父さんいないの?


『ありがとうございます、おやすみなさい』


そう言って玄関を開けると
久しぶりに聞く、女の喘ぎ声


……っつ!
まさか、こんな日に……
雄哉が寝込んでいる日に
女を連れ込んでるとは思わなかった


雄哉…
雄哉!……雄哉っ!


急いで雄哉が寝ている部屋へ向かった


『雄哉っ!』

ドアを開けると
お粥は散乱していて
飲み物も倒れて
……雄哉はぐったりしていた


『雄哉っ、雄哉っ』

雄哉を抱きかかえると
嘔吐した後なのか
パジャマまで汚れていた
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