女子高生の私と不機嫌な若頭


変わらない日常が続くと思っていた
それが最も簡単に…急速に崩れだした



『……おはよう』



今まで誰とも会わなかった朝の時間
あの大喧嘩の日以来
お父さんが、リビングにいる


仕事に行く様子もない
ラフな格好でくつろいでいる

仕事は?……なんて聞けない


そして夜、帰って来れば
父と継母が口喧嘩


私のベットで寝ている雄哉
たまに、頬に涙の跡があったりもする


こんな毎日喧嘩されたら
幼い雄哉でも嫌になる



そして、決まって継母の喘ぎ声
嫌だ嫌だと言うわりには
気持ち悪い声が響く。
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