女子高生の私と不機嫌な若頭


涼介さんの腕に力がこもる


「……入れられたか?」


涼介さんは遠慮なしに聞いてきた


『……よく…わかりません。ただ痛くて死にそうでした』


「…だろうな……血出てるか?」


血?……ああ…どうかな?
私は何故かパンツの中を確認してしまった


んー……血は出てないかな?
そう言おうとしたら


「出てねぇな」


その声に反応し涼介さんを見てみると
一緒になってパンツの中を確認していた



『なっ……なっ……何してるんですか!』

涼介さんを押し退け
涼介さんから離れた


涼介さんはキョトンとしている


『ふっ、普通、見ないでしょ!』
『スケベ、変態!』

何を言ったかなんて覚えてないくらい
涼介さんに暴言をはいていた
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