女子高生の私と不機嫌な若頭
『あの……高校生でも部屋って借りれますか?…やっぱり無理かな……』
雄哉と二人で生きて行けれたら……
そう思っていたけど、現実は甘くない
「……無理だ。未成年だから雄哉は児童相談所の奴らが施設に連れていく、お前も別の施設に連れて行かれる」
えっ……
児童相談所?…施設……
涼介さんの言葉になにも言えない
頭の中は真っ白になっていた
「……い、おい!」
『……えっ、はい』
「人の話を最後まで聞け」
「悪いが、お前の家族の事調べた」
「お前はあの父親の子供なのは間違いない…ただ、雄哉は違う。雄哉は母親の戸籍に入ってる……お前や親父さんとの血胤関係がない」
その話は衝撃的だった