女子高生の私と不機嫌な若頭

次の日
いつも通り雄哉は保育園、私は学校。
学校が終わってから
雄哉の母親に会いに行く事になった

昼間のバイトをしなくなって
少しだけ放課後
友達と話したりする事が出来るようになった


「ねぇ、明日カラオケ行こうよ」

女子数人でそんな話になり
初めてみんなと放課後遊ぶ約束をした


「杏奈が来るなんて奇跡」

そんな風に言う友達
そんな話をしていたら携帯がなった


……知らない番号
けど、今日は約束してるから彼だ


『もしもし……』


「ついた」


『わかりました、今行きます』


そう言って、みんなと別れ
校門まで急いだ
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