女子高生の私と不機嫌な若頭


「突然お邪魔してしまい、申し訳ありません。わたくし、岸谷翔子と申します。訳あって今は杏奈さんと雄哉くんはわたくしの家に住んでおります」


翔子さんが私と女の間に入ってくれた


「……へぇー」


それでも女は全く無関心


「少し込み入った話をさせていただきたいのですが……」


翔子さんの言葉に女はいや顔をする


「なに?ここでいいわ」


私達を家には入れたくないらしい


「そうですか……本日は雄哉くんの親権の話と……貴方が抱えてる貸金のお話をさせていただきます、それではーー」


三宅さんが話を進めようとすると
女の顔はみるみる変わり

「な、中へ……」


そう言って私達を家の中へ入れてくれた
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