月夜に悪魔



ピーンポーン


「あ、もう来たみたい」

「ったく…着替えてくるから先に準備しててね」

「はーい!」



私は玄関に向かった


「いらっしゃ~い!」


扉を開けると見知らぬ女の子が七瀬君に抱っこされていた


「あなたがニアちゃん?可愛いね~」


なんかお姫様みたいで可愛いなぁ…


「フィート、あなた趣味が悪過ぎだわ」


「は?」



「あなたが好きな皐月ってこの人よね?こんな馬鹿面してるし…自分はバカですって言ってるみたいじゃない」


「たしかに皐月は馬鹿だけど、馬鹿って言った方も馬鹿なんだよ」


「……あなたそんな迷信を信じてるの?」



ニアちゃんがキッと睨んで言ってきた


私なんか悪い事言ったかなぁ?



「はいはい、お客を玄関に立ちっぱなしにするなんて失礼よ。上がるわね」


「あ、ごめんなさい!サラサさん」



私は皆を部屋に上げた





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