月夜に悪魔
悪魔の門出
ベットに私は横たわる
時計はすでに0時をまわっており、明日は今日となっていた
コンコンコン
この夜に鳴り響く軽やかなノック
あきらかに扉を叩いた音とは違うものだ
辺りにキョロキョロと目を向けてみると、窓には怪しい人影
窓に…?
ここは二階なのにあんな高い窓からノック音がするなんて…?
コンコン…
とまたノック音がする
私は窓をギィィッと開いた
今まで開くことのなかった窓がすんなりと内側へ開いた
そして窓を開けた先にいたのは…
「あなたは!」