月夜に悪魔



『あぁ悪魔様、たとえ悪魔にでもこの願いを叶えていただけるのであればそれほどの幸せはないでしょう。』



その夫婦は悪魔でもいいからと悪魔の足元に願いすがった




『そのかわり条件がある。
今から生まれる子供は女であろう。
15歳の誕生日の日に俺の花嫁として、迎えに来る。
それでもいいなら子供を授けよう。』



その夫婦は迷いましたが


たった15年間の間でも子供を授かることができるのであれば、と



悪魔にはい、と決断を言い渡しました



そして満月の日にとても可愛い女の子が生まれたのでした







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