月夜に悪魔
恋愛・恋と愛
「好き…だと?」
「そうだけど」
一定時間、気まずい沈黙が流れた
「………きさま、自分がなんて言ったのかわかってるのか?」
「わかってるよ」
「………っ!!!!」
バキバキッと地面が割れる
「恋愛は自由だろ?たとえバラン様でも左右する権利は無い」
それを言われてバランは苦笑を吐いた
「うるせぇよ、そんな権利俺がズタズタに引き裂いてやる」
そう言ってバランは火の玉を手元に呼び出した
「どうなるか…分かってるよな?」
七瀬君が危ない…!!
私はそれだけ考えて七瀬君とバランの出した火の玉の間に走った
熱が完全に下がってないのでクラクラする
私はがむしゃらに走った
バランに人殺しになって欲しくない
『皐月【ちゃん】…!!!』
2人の声が聞こえた気がした…
私は……………