月夜に悪魔



「わかったよ、【最後】だしな…。明日学校の手続きしてくるよ。」



最後…?


妙にひっかかるその言葉


最後?何が最後なの?



「じゃあ、後からご飯運んで来るね。」



ねぇお父さん


どうしてそんなに悲しそうな顔で、私をじっと見つめるの?


その答えは三日後に明らかになる



その時の私は別に知るよしもなかった


それは現実ばなれした、おとぎの国のお話しみたいなものだったから






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