tear/skill
「おまえより綺麗?」
「あたりまえでしょ」
「おまえ本当ヒステリックな
まっいいや事故ったんだ足」
「うん知ってる」
「自暴自棄ってやつ
死にたくて死にたくてたまらなかった」
「えっ···」
「あー言わなかった
実家暮らしで父も母も健在なわけ
つまり2人にしたら俺がウザいんだよ
24だし俺」
嘲るように笑って言う
「···ごめん」
「なーにが?
俺さおまえみたときから似てんなって思ってた」
「似てる」
「まあそれと好きは別問題だな
っておまえケーキどうするんだよ」
「あっ···」
「焦らなくても待ってるから俺は」
松葉杖をついて病室に戻る悠真を見送り私は璃玖の病室のドアをノックした
「開いてるよ」
「ごめん」
「さっきの影沼先輩でしょ?」
「うっうんまあ」
よしよしと言って点滴のつながったままの手で私の頭を撫でる
「それにつけても陽菜、僕を殺す気でいたの?
看護士さんからきいた
あんまりヒステリックにならないでよ」
「ごめん」
「さっきから謝ってばかりだね、変な陽菜」
これと言われてケーキを手渡された
「行っていいの?」
「僕はまだ食べられないから
少し眠るね」
「うっ···うん」
私は釈然としないまま歩きだした
悠真の病室前であぐねていたがノックをしてドアを開けた
「あっ···ごめん
」
「変態」
着替えていたらしくその背中から目がはなせなかった
「一緒に食べてよ」
「んじゃあコーヒーよろしく」
チャリンと私の手の中に落ちるコイン
私は急いで病院の中にある自動販売機でコーヒーを買った
病室に戻ると悠真はベッドに腰掛けていた
「あんまり甘くないの選んだんだけど」
「なんで?」
すっと悠真の手が伸びたのはイチゴショートだった
手掴みでおいしそうに頬張る
「···意外」
「よくわかったな俺の好物」
「意外すぎ」
「人は見かけによらないんだよ」
といいつつ2つ目のフルーツタルトをぱくりと食べてしまう
「あっ···ケーキ好きなの?」
「甘党なだけ」
悠真は片手で缶コーヒーを開けると飲み干してしまう
「こんなことならもっと持ってくるんだった」
「はあ?俺を太らす気?」
「太ってないからムカつく」
「最後の一個くわねぇの?」
「悠真···ごめん」
「璃玖んとこ帰るんだろ?
だよなーあんないい彼氏いないだろ普通」
私の心見透かしてる悠真は天才だ
私の気の迷いからの恋
「だよねありがとう悠真」
「あたりまえでしょ」
「おまえ本当ヒステリックな
まっいいや事故ったんだ足」
「うん知ってる」
「自暴自棄ってやつ
死にたくて死にたくてたまらなかった」
「えっ···」
「あー言わなかった
実家暮らしで父も母も健在なわけ
つまり2人にしたら俺がウザいんだよ
24だし俺」
嘲るように笑って言う
「···ごめん」
「なーにが?
俺さおまえみたときから似てんなって思ってた」
「似てる」
「まあそれと好きは別問題だな
っておまえケーキどうするんだよ」
「あっ···」
「焦らなくても待ってるから俺は」
松葉杖をついて病室に戻る悠真を見送り私は璃玖の病室のドアをノックした
「開いてるよ」
「ごめん」
「さっきの影沼先輩でしょ?」
「うっうんまあ」
よしよしと言って点滴のつながったままの手で私の頭を撫でる
「それにつけても陽菜、僕を殺す気でいたの?
看護士さんからきいた
あんまりヒステリックにならないでよ」
「ごめん」
「さっきから謝ってばかりだね、変な陽菜」
これと言われてケーキを手渡された
「行っていいの?」
「僕はまだ食べられないから
少し眠るね」
「うっ···うん」
私は釈然としないまま歩きだした
悠真の病室前であぐねていたがノックをしてドアを開けた
「あっ···ごめん
」
「変態」
着替えていたらしくその背中から目がはなせなかった
「一緒に食べてよ」
「んじゃあコーヒーよろしく」
チャリンと私の手の中に落ちるコイン
私は急いで病院の中にある自動販売機でコーヒーを買った
病室に戻ると悠真はベッドに腰掛けていた
「あんまり甘くないの選んだんだけど」
「なんで?」
すっと悠真の手が伸びたのはイチゴショートだった
手掴みでおいしそうに頬張る
「···意外」
「よくわかったな俺の好物」
「意外すぎ」
「人は見かけによらないんだよ」
といいつつ2つ目のフルーツタルトをぱくりと食べてしまう
「あっ···ケーキ好きなの?」
「甘党なだけ」
悠真は片手で缶コーヒーを開けると飲み干してしまう
「こんなことならもっと持ってくるんだった」
「はあ?俺を太らす気?」
「太ってないからムカつく」
「最後の一個くわねぇの?」
「悠真···ごめん」
「璃玖んとこ帰るんだろ?
だよなーあんないい彼氏いないだろ普通」
私の心見透かしてる悠真は天才だ
私の気の迷いからの恋
「だよねありがとう悠真」