太陽に花束を
「ねぇパパ?」


突然、思い出した様に話しかけて来た


「何だ?」


太陽は、二人の顔を交互に眺めてから、口を開いた


「あのね、明日はね、お家に居てね」


太陽が帰る時間には、いつも二人共家に居る


その上での太陽の言葉に、またしても二人は困惑した


「どういう、事?」


由実も、今までの太陽の言動には何かを感じていた

会社が倒産した時に始まり、数々の不思議な言動…

今度こそは、と、しっかりと聞いてみる事にした
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