太陽に花束を
「あのね、パパは、明日は、お昼もお家に居るの」


隆司が仕事を探して、昼間は留守にしている事を、太陽は知らない筈

なのに、明日に限って、昼間も家に居る、と…

やっぱり何かを感じているのかもしれない…


二人は顔を見合わせた


「由実…太陽の、言う通りにしてみようと思う…」


隆司は、真剣な表情だった

そして由実も、同じ事を考えていた


「そうね…」


由実も休みをとり、二人で家に居てみる事にした
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