太陽に花束を
しかし、いつも帰ってくる時間を過ぎても、太陽は帰って来ない


「……遅いな……」


二人は心配になってくる


トゥルルルルル…


静かな部屋に、電話が鳴り響いた


「はい…え?」


由実は、電話に出て、驚いた声を出した

そしてそのまま、座り込んでしまった


「由実、どうしたんだ?」


隆司が聞いた
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