太陽に花束を
二人は急いで病院へと向かった


太陽は、病院のベッドで静かに眠っていた


医師に呼ばれ、話を聞く


「非常に言いにくいのですが…」


医師の言葉が詰まる


「今生きている事自体が不思議な程です…」


話によると、太陽は既に手に負えない程、進行した「癌」と言う


二人はにわかには信じられなかった


「ですが先生、太陽は今朝まであんなに元気だったのに…」
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