太陽に花束を
「あなた…?」


帰って来る筈の無い時間に帰って来た隆司

どう見ても普通では無い状態…

由実はあわてて駆け寄る


「あなた、どうしたの!?」


隆司は由実の肩を掴み、ゆっくりと口を開いた

その目は、虚ろだった


「か…会社が…倒産…した……」


弱々しく口にした内容は、衝撃的な物だった
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