ネットとリアルと半分こ
苦労の末、ようやく病院についた。

6:32

もう真っ暗になっていた。
10月ということもあって
少し寒い。

ガラガラッ

「……金井君。」

彼はベットに横たわっていた。
輝くような瞳は見えなかった。
僕が声をかけても目は開かない。

「お見舞い…来たから。」

何の反応もないのは少し寂しい。
だけど…仕方のないことだ。
首を吊ったというのだから。
ふと、彼の首元を見てみる。
……なんだこれは。
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