ネットとリアルと半分こ
それぞれの思い 松山翔
僕はMATU。松山翔。
人と話すのは苦手で友達も少ない。
世で言うコミュ障とかいうやつだ。
当然学校には仲良く
ずっと一緒の友達なんていない。
小学校は少しいじめられたりもした。
だから人間不信にもなりかけていた。
中学に入ったとき、
先輩が話しかけてくれた。

???「お、君も1年生か~!」

「は、はい…!?そ、そうです!」

「俺は花坂美也。ハナサカ先輩でもミヤくんでもいいぜ~!あ、今三年生だぜ!」

とても高身長でバスケ部のユニフォームを
着ている。バスケ部が似合ってる先輩だ。
よく見たらミヤ先輩の後ろに誰かいる。

「よ、よろしくお願いします…!ミヤ先輩と……?」

???「俺?…俺は神崎祐太。ユウタとも読めるがヒロタなんだ。神崎でいいからな。」

「か、神崎先輩よろしくお願いします!」

神崎「堅いな。」

ミヤ「じゃあ、ザッキーね!絶対ザッキーね!絶対だよ!?わかった!?」

神崎「また余計なことを…まぁよろしく頼む。お前はなんて言うんだ?」

「あ、僕は松山翔です。たぶん帰宅部に入るのでなかなか会わないかもです。」

ミヤ「あだ名とかないのー?」

「あー…えっと…小学校に友達…?がいなかったので…あだ名とかなくて…」

ミヤ「えっ!じゃあ俺達が最初の友達!」

半ば強引に握手させられた。
こんなことは人生の中で初めてだ。
何だろう、この気持ち。

神崎「あーミヤが1年生泣かせたー(棒)」

ミヤ「うぇ!?ご、ごめん!痛かった?」

「な、泣いてないですよ!?」

神崎「そんな目赤くなるもんかー?」

「えっ!?…すみません…こういうの初めてで…嬉しくて…。」

ミヤ「ハハッ!おもしろい子だなー!」

神崎「ま、俺もよろしく頼む。」

ザッキー先輩も強引な握手だった。

「はい!ミヤ先輩、ザッキー先輩!」

ミヤ「ミヤ先輩っていいなぁ!フッフッ~先輩だって~!」

神崎「ミヤはわかりやすいな…まぁザッキーでもザッキー先輩でも何でもいい」

「フフフッ…!」

あぁ…何だろう…こんなに学校が
楽しいなんて!知らなかったなぁ!
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