森からの招待 ~ようこそ 不思議な世界へ~
-ルイスside-
みんなが特別授業で喜んでいる間に、イスから立ち上がり、教室を出ると女性と目があった。
-コツコツ-
ヒールの音が響く。
『クスッ。あら?ルイスくん。お出迎えありがとう。』
白衣のポケットに手を入れて、薄ピンクのグロス、シンプルなピアス、茶色のウェーブのかかった髪型。
彼女が特別授業の担任。
『お出迎えだなんて。たいしたことありませんよ。[杏子(あんず)]先生。』
『いいえ?貴方は、出迎えなんて誰もしないでしょう?してくれるのは、貴方ぐらいよ。』
『フッ。そうですね。』
鼻で小さく笑い、少し微笑む。
『それより、新入生が来てるんでしょう?芽衣ちゃん?』
『はい、貴方と同じように……。』
イタズラする少年のようにクスッと笑う。
『フゥッ…。もうその話は終わった事でしょ?忘れなさい。』
そう告げ、杏子先生は廊下を歩いて行った。
やはり、彼女は正直苦手だ。
まるで、カナリアと同じくらい何を考えているかさっぱり分からない。
僕は、教室のみんなに『移動して。』と伝え、杏子先生のあとに続いた。
(あ、芽衣に伝えるの…忘れちゃった。)
みんなが特別授業で喜んでいる間に、イスから立ち上がり、教室を出ると女性と目があった。
-コツコツ-
ヒールの音が響く。
『クスッ。あら?ルイスくん。お出迎えありがとう。』
白衣のポケットに手を入れて、薄ピンクのグロス、シンプルなピアス、茶色のウェーブのかかった髪型。
彼女が特別授業の担任。
『お出迎えだなんて。たいしたことありませんよ。[杏子(あんず)]先生。』
『いいえ?貴方は、出迎えなんて誰もしないでしょう?してくれるのは、貴方ぐらいよ。』
『フッ。そうですね。』
鼻で小さく笑い、少し微笑む。
『それより、新入生が来てるんでしょう?芽衣ちゃん?』
『はい、貴方と同じように……。』
イタズラする少年のようにクスッと笑う。
『フゥッ…。もうその話は終わった事でしょ?忘れなさい。』
そう告げ、杏子先生は廊下を歩いて行った。
やはり、彼女は正直苦手だ。
まるで、カナリアと同じくらい何を考えているかさっぱり分からない。
僕は、教室のみんなに『移動して。』と伝え、杏子先生のあとに続いた。
(あ、芽衣に伝えるの…忘れちゃった。)