霊子さんと同居。




お母さんはもうお父さんと仲良くする気がなくて、両親を仲良くさせようとしていた私もお父さんも、もう嫌いだったらしいのだ。




でも、お父さんはまだお母さんの事が好きだった。




しかし、お母さんは遂に家を出る決意をした。




ある夜、私とお母さんが急にお父さんに呼び出された。




しかし、お父さんは机の下にある手をもじもじさせているだけで何も喋らない。




しびれを切らしたお母さんが、




「用がないなら呼び出さないでよ!」




と怒鳴って立ち上がり、自分の部屋に帰ろうとリビングのドアのドアノブに手をかけた時だった。




< 45 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop