漆黒の破片


「姫華ちゃん?どーゆーことかなぁ?」


悠莉君………総長より怖いかも…
ど、どーしよ!


「どうもないよぉ♡聞き間違えだよぉ
もしかして姫にしてくれるの?」


「竜也。本当ですか?」


そうだよっ!私じゃないよー!
いや、私なんだけれど……。


私は………皇龍の総長。

そしてあの事件の………





「…め…姫華ちゃん!」


「………え?どしたのぉ♡」


「その口調やめたら?嫌気が差す。」


「竜也。無理ですよ。如月さんには」


何それ。馬鹿にされた感じで
腹が立つ。どーしよう…口調は元に戻しても大丈夫かな。うん。いーや。


「めんどくさいから戻すね!
ぶりっ子キャラとか自分でも吐き気
しそうだったもん。」


みんな口パクパクしてるじゃん
竜也君と蓮君までも動揺してる!
レアだ!激レア!


「姫華ってそんな感じなんやな!
めっちゃこっちの方がえーやん!」



「ありがとう。……で、えっと誰?」
< 12 / 129 >

この作品をシェア

pagetop