漆黒の破片
-蓮side-
今、姫華と下っ端の喧嘩が
始まろうとしている。
なぜか、姫華は涼しい顔をしていて…
なんでだ?怖くなくないのか?
さっきのスピーチでも俺って
言ってたし……
謎が深まるばかりだ。
「いつでも来な。総長候補さん♪」
「じゃあ、行きますよ!」
勝也が姫華にめがけて殴ろうとした
しかし、
パシッ
「遅い。」
と言ってパンチを受け止めた。
「「「「「!?!?」」」」」
これには、勝也もびっくりしていた。
姫華は勝也の攻撃を避けながら
腹にパンチを食らわし
強烈なドロップキックを
決め………
ドゴォォォォォン!!!!!
大きな破裂音とともに、勝也は
10mほど吹っ飛び壁にぶち当たった
「かはっ!」
勝也は苦しそうな声を出すと
気絶してしまった。
どーいうことだ!?あの勝也が
やられるなんて………。
アイツはハッとして勝也の元に
駆け寄っていった。
「大丈夫?でも、君さぁ動き遅いし、
全然防御の体制出来てないし、
隙ありすぎだよ?じゃあ頑張って!」
そうアドバイスを残し、涼しい顔で
やってきた。