解放の本
緊張して震える手で青色の線を切る。何も起こらなかった。あとは、赤と緑のコードのどちらかを間違えずに切れば爆発を止められる。しかし間違えると爆発し、確実にここにいる人たちは死ぬだろう。
「多分緑だと思うけど……自信がない……」
これと思われる爆弾の種類は2つあって、その2つは最後だけ切る線が違うのだ。よく似ているから間違えて爆発させてしまうという事故も多い。
見分け方は、側面に書いてある番号だけど、削り取られていてよくわからない。
「このままじゃ時間が過ぎて爆発するだけ……」
私は緑色の線を切った。その直後、爆発音がして私の体は吹き飛ばされた。
失敗した……
私はおそらく死んでしまうのだろう。でも……
今の私は死ぬ気がしない!
「多分緑だと思うけど……自信がない……」
これと思われる爆弾の種類は2つあって、その2つは最後だけ切る線が違うのだ。よく似ているから間違えて爆発させてしまうという事故も多い。
見分け方は、側面に書いてある番号だけど、削り取られていてよくわからない。
「このままじゃ時間が過ぎて爆発するだけ……」
私は緑色の線を切った。その直後、爆発音がして私の体は吹き飛ばされた。
失敗した……
私はおそらく死んでしまうのだろう。でも……
今の私は死ぬ気がしない!