解放の本
私は尻もちをついたけど無事、生きている。
「ああ、あれちょっと雑だったもんね」
見和さんは、爆発したのに生きていることに驚いた。桃子とオレガノさんは、大丈夫!?とこっちに駆け寄る。
「うん……大丈夫」
生きていてよかった……もう私はちょっと知識があるからといって危ないことはしない。そう誓った。
もしあの爆弾を作った人が下手くそじゃなかったら、私だけじゃなくて桃子たちも死んでいたから。
「ちゃんと作ったはずなのに……どこがダメだったの!?」
さっきの見和さんの発言で、あの爆弾は見和さんが作ったことが分かった。きっと見和さんは爆弾を初めて作ったのだろう。2回目だったら怖い。でも、自信ないのに、爆弾を処理しようとした私も危険な女の子だと思ってしまった。
笑莉は、何故こんなことをしたのかを見和さんに聞いた。
「わからないの、自分にも。でも、あの古い手帳を使い始めた頃からこうなった……」
見和は小さな声で答えた。その後、立ち上がり……
「太部を消したかったのよ!太部があるから私たちはいじめられる。いじめの原因を無くしてしまえば平和になる。それの何が悪いの!」
「ふざけるな!」
南天さんがナイフを出し、見和さんに切りかかろうとする。
「やめなさい南天!彼女は本気で言っているわけではないわ!」
オレガノさんは南天さんを止めようとする。その後も南天さんとオレガノさんは言い合いをしていた。
私はは古い手帳のことが気になって仕方がない。見和さんの部屋に何かなかったか桃子に聞いてみようとしたとき。
「ん?なんか当たった?」
かかとに何かが当たった。足元を見てみると、古い本があった。
「まさかこれが……」
ちょうど桃子がここに来て、古い本をのぞき込む。ページをめくると、空操禁書と書かれていた。次のページからは見和の日記になっていて、そこには自分が学校でいじめられていたことやいじめをなくすことができなかった自分を責める言葉が書かれていた。
「空操禁書っていうのが気になるね」
「これ、あの人に聞いたらわかるかも!」
あの人……?私には予想がつかない。
「ついてきて!私、ここに来る前に図書館で物知りな人に会ったの!」
そう言って、桃子は階段のあるほうに走り出す。
「桃子、エスカレーターがこっちにあるよ!」
そう教えてあげると、
「そこにあったんだ……」
と呟いた。まさか、階段を上ってここまで来たの……!?
「ああ、あれちょっと雑だったもんね」
見和さんは、爆発したのに生きていることに驚いた。桃子とオレガノさんは、大丈夫!?とこっちに駆け寄る。
「うん……大丈夫」
生きていてよかった……もう私はちょっと知識があるからといって危ないことはしない。そう誓った。
もしあの爆弾を作った人が下手くそじゃなかったら、私だけじゃなくて桃子たちも死んでいたから。
「ちゃんと作ったはずなのに……どこがダメだったの!?」
さっきの見和さんの発言で、あの爆弾は見和さんが作ったことが分かった。きっと見和さんは爆弾を初めて作ったのだろう。2回目だったら怖い。でも、自信ないのに、爆弾を処理しようとした私も危険な女の子だと思ってしまった。
笑莉は、何故こんなことをしたのかを見和さんに聞いた。
「わからないの、自分にも。でも、あの古い手帳を使い始めた頃からこうなった……」
見和は小さな声で答えた。その後、立ち上がり……
「太部を消したかったのよ!太部があるから私たちはいじめられる。いじめの原因を無くしてしまえば平和になる。それの何が悪いの!」
「ふざけるな!」
南天さんがナイフを出し、見和さんに切りかかろうとする。
「やめなさい南天!彼女は本気で言っているわけではないわ!」
オレガノさんは南天さんを止めようとする。その後も南天さんとオレガノさんは言い合いをしていた。
私はは古い手帳のことが気になって仕方がない。見和さんの部屋に何かなかったか桃子に聞いてみようとしたとき。
「ん?なんか当たった?」
かかとに何かが当たった。足元を見てみると、古い本があった。
「まさかこれが……」
ちょうど桃子がここに来て、古い本をのぞき込む。ページをめくると、空操禁書と書かれていた。次のページからは見和の日記になっていて、そこには自分が学校でいじめられていたことやいじめをなくすことができなかった自分を責める言葉が書かれていた。
「空操禁書っていうのが気になるね」
「これ、あの人に聞いたらわかるかも!」
あの人……?私には予想がつかない。
「ついてきて!私、ここに来る前に図書館で物知りな人に会ったの!」
そう言って、桃子は階段のあるほうに走り出す。
「桃子、エスカレーターがこっちにあるよ!」
そう教えてあげると、
「そこにあったんだ……」
と呟いた。まさか、階段を上ってここまで来たの……!?