解放の本
ずっと歩いていて疲れたから公園で休むことにした。ベンチに座って休んでいるときも、電車の事故のことが気になって仕方がない。
「ちょっと調べてみようかな」
事故があったという場所に行く途中の道に電気屋さんがあった。そこのテレビを見ると、電車が急に暴走して事故が起こったという。電車には異常はなかった……ニュース番組では色々な人が原因を考えていたけど、専門家の人もわからないらしい。
あの本なら、この原因不明の事故も起こせるかもしれない。でもわからないことが多すぎる。
「もう少し近くじゃないとよくわからない……」
事故があった場所には怖いおじさんが近づくなと言っているので、遠くから見ようと思ったけど人が多くて見えない。
「こうなったら誰かに聞くしか……」
知ってそうな人がいないか周りを見る。でもいたとしても話しかけられるかな……
「誰か探してるの?」
私より背の高い女の人がいつの間にか目の前にいた。
「はい……この事故について知っている人を……もしかしたら知り合いがこの事故に関係しているかもしれないんです」
「そっか……じゃあ教えたほうがいいかもしれない……」
「ちょっと調べてみようかな」
事故があったという場所に行く途中の道に電気屋さんがあった。そこのテレビを見ると、電車が急に暴走して事故が起こったという。電車には異常はなかった……ニュース番組では色々な人が原因を考えていたけど、専門家の人もわからないらしい。
あの本なら、この原因不明の事故も起こせるかもしれない。でもわからないことが多すぎる。
「もう少し近くじゃないとよくわからない……」
事故があった場所には怖いおじさんが近づくなと言っているので、遠くから見ようと思ったけど人が多くて見えない。
「こうなったら誰かに聞くしか……」
知ってそうな人がいないか周りを見る。でもいたとしても話しかけられるかな……
「誰か探してるの?」
私より背の高い女の人がいつの間にか目の前にいた。
「はい……この事故について知っている人を……もしかしたら知り合いがこの事故に関係しているかもしれないんです」
「そっか……じゃあ教えたほうがいいかもしれない……」