解放の本
リビングを調べようとして5分経過した。しかし、全く調べられていない。音子さんがこっちをちらりと見てくるせいだ。音子さんが見てくると、あの嫌な感じがした。
でもそれだけでは音子さんが本に願い、事故を起こしたと言っても信じてもらえない。もし証拠が見つからなかったら……嫉妬の本や時速の本も教えてくれなさそうだし……
とりあえず怪しい場所はないか見てみる。音子さんの家ってかわいい小物とか多いなあ。この猫のシール、どこに売ってたんだろう。……シール。そういえば、アルバムにも使う。
「音子さん、使っていいシールとかテープってありますか?」
「シール……そこの2番目の引き出しにいっぱい入ってるからそれ使っていいよ」
「ありがとうございます」
私は花鳥さんから離れた。花鳥さんと一緒にいるのが気になっているなら、離れればいい。それから音子さんは花鳥さんの方だけ見て、私を見ることはなかった。
調べていると、引き出しの中のシールの紙に椿と書かれているのが見つかった。紫陽花さんが、花鳥さんの彼女の名前は椿と言っていたのを思い出して引き出しの中から出す。
「ひっ」
悲鳴をあげそうになったけど堪えた。椿という文字に、血でバツ印がされていた。これは……大変なものを見つけてしまった。ばれないようにポケットに入れて、一度シールを花鳥さんのところへ持っていく。
「使えそうなシール持ってきました」
「ありがとう」
今度はテープを探すといって違う引き出しを調べる。テープが入っている引き出しからは怪しいものは見つからなかった。
でもそれだけでは音子さんが本に願い、事故を起こしたと言っても信じてもらえない。もし証拠が見つからなかったら……嫉妬の本や時速の本も教えてくれなさそうだし……
とりあえず怪しい場所はないか見てみる。音子さんの家ってかわいい小物とか多いなあ。この猫のシール、どこに売ってたんだろう。……シール。そういえば、アルバムにも使う。
「音子さん、使っていいシールとかテープってありますか?」
「シール……そこの2番目の引き出しにいっぱい入ってるからそれ使っていいよ」
「ありがとうございます」
私は花鳥さんから離れた。花鳥さんと一緒にいるのが気になっているなら、離れればいい。それから音子さんは花鳥さんの方だけ見て、私を見ることはなかった。
調べていると、引き出しの中のシールの紙に椿と書かれているのが見つかった。紫陽花さんが、花鳥さんの彼女の名前は椿と言っていたのを思い出して引き出しの中から出す。
「ひっ」
悲鳴をあげそうになったけど堪えた。椿という文字に、血でバツ印がされていた。これは……大変なものを見つけてしまった。ばれないようにポケットに入れて、一度シールを花鳥さんのところへ持っていく。
「使えそうなシール持ってきました」
「ありがとう」
今度はテープを探すといって違う引き出しを調べる。テープが入っている引き出しからは怪しいものは見つからなかった。