解放の本
「ただいま」
南天さんが帰ってきた。
「おかえり。今日は何もなかった?」
「うん。あいつらは気付いてなかったよ。」
2人は何のことを話しているのかな?でも、今はそんなこと気にしていられない!
「うっ。おふっ」
つい変な声を出してしまった。
さっきから足がとてつもなく痛いのだ。足だけではなく背中も痛い。体を動かすと、ボキッと音が鳴る。
「あの子どうしたの?さっきから様子がおかしいけど……」
「足が痛いです!」
そう言った途端、何故か南天さんの顔が真っ青になる。
「まさか、あの病気じゃ」
南天さんが小さく口を開き、それからオレガノさんが私を覗き込むようにして
「ももこちゃん、旅に出ているとき黒い数字の書かれた家を見た?」
黒い数字の書かれた家?何でオレガノさんはそんなことを聞くんだろう?
「見たことはありません」
「よかった。出来れば、さっき聞いたことも忘れて。」
そのあと、オレガノさんと南天さんはあの病気のことについて何も教えてくれなかった。
南天さんが帰ってきた。
「おかえり。今日は何もなかった?」
「うん。あいつらは気付いてなかったよ。」
2人は何のことを話しているのかな?でも、今はそんなこと気にしていられない!
「うっ。おふっ」
つい変な声を出してしまった。
さっきから足がとてつもなく痛いのだ。足だけではなく背中も痛い。体を動かすと、ボキッと音が鳴る。
「あの子どうしたの?さっきから様子がおかしいけど……」
「足が痛いです!」
そう言った途端、何故か南天さんの顔が真っ青になる。
「まさか、あの病気じゃ」
南天さんが小さく口を開き、それからオレガノさんが私を覗き込むようにして
「ももこちゃん、旅に出ているとき黒い数字の書かれた家を見た?」
黒い数字の書かれた家?何でオレガノさんはそんなことを聞くんだろう?
「見たことはありません」
「よかった。出来れば、さっき聞いたことも忘れて。」
そのあと、オレガノさんと南天さんはあの病気のことについて何も教えてくれなかった。