解放の本
少し遠い場所に行こうと思って、電車に乗ることにした。時間は5時45分。出来るだけ早く行きたかったので、公園で仮眠をとって朝早く電車に乗った。
電車を降りると、駅に地図があったのでそれを見る。
「蕎麦芋子爵の家があるんだ……」
蕎麦芋子爵とは、昔話の題名で私も読んだことがある。ある子爵の娘が蕎麦と芋が好きだったので、毎日食べたいと願ったら、本当に毎日蕎麦と芋を食べることになるという話である。
「よし、ここに行こう」
蕎麦芋子爵の家は泊まることもできるらしい。また中を無料で見学できる。
「あ、やっぱり先に寝ようかな」
昨日あまり寝れてなかったので、公園の大きな木の下で寝ることにした。起きた時間は10時で、お腹もすいている。蕎麦芋子爵の家に行くのはもう少し後になりそうだ。
ご飯も食べて、これで蕎麦芋子爵の家に行けると思ったらオレガノさんと会った。
「こんにちは!」
「桃子ちゃん!ひさしぶり!」
オレガノさんは私を見て大きくなったねと言ってくれた。この2カ月で心も身体も成長した……はず。
前に助けてもらったお礼に、オレガノさんをお手伝いすることにした。アディソンさんのところに行って、薬をオブラートでひたすら包んだり、注射が怖いと泣いていた子が怖くないようにダジャレを言ってみたり……くだらないと思って固まってたらいつの間にか終わってた。ありがとう、痛くなかったよと言われたときは嬉しかった。
6時になって帰ることになった。オレガノさんに南天さんは留守番しているの?と、聞くと、一緒に来たけど蕎麦芋子爵の家に行ったかもしれないと言った。
電車を降りると、駅に地図があったのでそれを見る。
「蕎麦芋子爵の家があるんだ……」
蕎麦芋子爵とは、昔話の題名で私も読んだことがある。ある子爵の娘が蕎麦と芋が好きだったので、毎日食べたいと願ったら、本当に毎日蕎麦と芋を食べることになるという話である。
「よし、ここに行こう」
蕎麦芋子爵の家は泊まることもできるらしい。また中を無料で見学できる。
「あ、やっぱり先に寝ようかな」
昨日あまり寝れてなかったので、公園の大きな木の下で寝ることにした。起きた時間は10時で、お腹もすいている。蕎麦芋子爵の家に行くのはもう少し後になりそうだ。
ご飯も食べて、これで蕎麦芋子爵の家に行けると思ったらオレガノさんと会った。
「こんにちは!」
「桃子ちゃん!ひさしぶり!」
オレガノさんは私を見て大きくなったねと言ってくれた。この2カ月で心も身体も成長した……はず。
前に助けてもらったお礼に、オレガノさんをお手伝いすることにした。アディソンさんのところに行って、薬をオブラートでひたすら包んだり、注射が怖いと泣いていた子が怖くないようにダジャレを言ってみたり……くだらないと思って固まってたらいつの間にか終わってた。ありがとう、痛くなかったよと言われたときは嬉しかった。
6時になって帰ることになった。オレガノさんに南天さんは留守番しているの?と、聞くと、一緒に来たけど蕎麦芋子爵の家に行ったかもしれないと言った。