あたしと君たち


葉久side



俺はとても驚いた。
だってあの恭弥が女の子のハンカチを手に巻いているんだよ?



怪我してると思って見たけどそこまでひどいケガではないからほかっといた。



でもあの女嫌いの恭弥にハンカチを巻いた子ってどんな子なんだろ〜?


いつもならハンカチ巻いてもらう以前に自分に寄らせないように殺気で相手を怖がらせているのに...



......もしかしてそんな殺気を出していたけど相手は気づいてなかったとか?



もしそうならその子尊敬しちゃうな〜たださえ俺達もあの殺気向けられてら怖いのに...


でもその子なら冷酷って言われてるあの恭弥を変えてくれるかもしれない。



「クスッ...」



「...?どーしたの?葉久〜」



「ん?希威か。ハンカチの子がもしかしたら恭弥を変えてくれるかもしれないと思ってね。」



「僕ハンカチの子会ってみたいな!!
探そうよ!」



「そうだね」



「じゃあ早速恭ちゃんに聞かないと!」



「やめときな。今起こすのこの前も無理に起こして希威シバかれてたじゃん。」


「..................。」



希威の顔すごいね。青ざめすぎ(笑)



「そそそそそうだね!!!!じゃあ代わりに藍衣くんに起こしてもらおう!!



藍衣くうううん!恭ちゃん起こして!」



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