あたしと君たち
「...眠い」
「恭弥このハンカチの子制服とか着てた?」
「......神月みか。」
「え?名前知ってんの!?恭ちゃん!」
「あ?あぁ。生徒手帳拾った。」
と言って恭弥はハンカチの子と思われる生徒手帳を机に置いた。
「その子結構有名な子だよ。」
「藍衣くん知ってるの?」
「だってその子俺の幼なじみ。」
「えええええ!!!藍衣くんそれほんと!?」
「うん。ほんとだけど?ねえ、紫威?」
「あぁ。俺も以前何回か会ったしな。」
すごい話進んでるんだけど俺はそれどころじゃない。
洸がずっとその生徒手帳を見てるんだけど。
「洸?一目惚れでもしたの?」
「いや、こいつ化粧してんのかなと思って」
「あ〜洸ケバイ女嫌いだもんね」
「あいつを思い出して吐き気がする」