あたしと君たち



「...眠い」



「恭弥このハンカチの子制服とか着てた?」



「......神月みか。」



「え?名前知ってんの!?恭ちゃん!」



「あ?あぁ。生徒手帳拾った。」



と言って恭弥はハンカチの子と思われる生徒手帳を机に置いた。



「その子結構有名な子だよ。」



「藍衣くん知ってるの?」



「だってその子俺の幼なじみ。」



「えええええ!!!藍衣くんそれほんと!?」



「うん。ほんとだけど?ねえ、紫威?」



「あぁ。俺も以前何回か会ったしな。」


すごい話進んでるんだけど俺はそれどころじゃない。



洸がずっとその生徒手帳を見てるんだけど。



「洸?一目惚れでもしたの?」



「いや、こいつ化粧してんのかなと思って」



「あ〜洸ケバイ女嫌いだもんね」



「あいつを思い出して吐き気がする」



< 21 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop