告白

そこで、おもむろに彼が話し出した。





「ねぇ、痛くないの。」



「…………痛くないよ。」



「怖く、ないの。」



「…………怖くないよ。」




目線を下に下げれば、どくどくと溢れ出る血。



なんだか、非現実過ぎてよくわからないのだ。





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