猫メイド×高校教師
「そろそろ本当に限界」
「えっ、せんせ……」
……?!
待って。今玄関のドアが開いた音しなかった?!
誰か入ってきた……?
先生一人暮らしだよね?
「……ん、誰だ?」
先生も気付いたようで起き上がって玄関に向かう。
「時雨〜ちょっと終電逃したから泊めて」
「何言ってんの。ダメに決まってるでしょ。
彼女が来てるんだよ」
「えー?彼女?あんたに?」
お、女の人の声……。
私はベッドから動けずにいた。
先生の声と女の人の声が聞こえてくる。
「また告られたから適当に付き合ってる彼女でしょ?」
「違うって。僕から好きって言ったの」
「え…あんたから?珍しい〜!というか初めてなんじゃないの?
なら尚更その彼女さん見てみたいわ」
「ちょっと…勝手に入るなって!彼女だって困るから…」