猫メイド×高校教師













「んー…また眠くなってきたかも」



そう言って私の肩に頭を乗せてきた。


先生の髪の毛からシャンプーのいい香りがする…。



「また寝ます…?」

「ん。夕凪ちゃんも」

「はい…」



手を引かれてベッドに戻る。



「夕凪ちゃんは抱き枕ね」

「へっ?!」



先生に後ろから抱きしめられる。


安心する……。



「せ、先生……?」

「動かないの。抱き枕ちゃん」

「あ、はい」



とか言ってあっさり了承してしまう私。



「毎晩夕凪ちゃんがいたらいいのに…。
僕寝付け悪いけど夕凪ちゃんといると安心するんだよね」

「私も先生と一緒だと安心します…」

「本当に?」

「はい」

「そっか。それは嬉しいな」



そう言ってすぐ先生の寝息が聞こえた。


……寝たのかな?


先生たちも文化祭準備とかあっただろうし疲れてるよね…。


先生お疲れ様です。



そう心の中で言って眠りについた。














< 297 / 367 >

この作品をシェア

pagetop