いつまでも 君と


それから点滴が終わった頃に松本先生が戻ってきた


「帰るよ」


「え、でもまだ俺、午後の外来が」


「後藤に変わってもらった、あとでちゃんとお礼言えよ」


後藤先生は俺の5つ上の先輩だ


「はい」


「俺も今から一旦家に帰るから送っていくよ」


「え、でも」


「そんなんで車、運転できるわけないだろ」


「じゃぁ、おねがいします」


「はい」


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