天使に惚れた悪魔
あなたの言葉
「.........俺 彼女つくる気ないんだ。」


片想い歴 約半年。

高校2年生の夏休み前。

私は1年の頃から好きだった彼に
告白をした。

あっけなく断られた私の想い。

なぜか涙なんてものは出なくて。


「.........わかった。ありがとう。」


そう言って私はその場を去った。

悲しくなかった。


「......そんなに好きじゃなかったのかな。」


.........大好きだったはずなのに。

自分が分からなかった。

ただひとつ思ったことは............。


「......悲しくないんだったらすぐにあの人は
忘れられる。」


もう連絡はしないでおこう。

忘れられるものも忘れられないから。

その日、私はひとり心にぽっかり穴があいたような感じを不思議に思いながら家に帰った。

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