好き
「あ…あのさ、るいくんの好きなものってなに?」
「ん?あぁ…ゲームとか?」
真逆だ。ゲームって…小学校からずっとやってないよ…
うなだれながらも会話を進める。
「他は?ほら、好きな食べ物とか!」
「んー。辛いやつかな」
どうしてこんなにも違うのか。私は甘党なのにー…
はぁ…とため息がもれる。
私たちって相性悪いのかな?
そう思いつつも最後の質問をしてみる。
「じゃあ、好きな動物は?」
「子犬とか子猫とか、小さい動物が好きかな」
うそ!こんな偶然ってあるもんなんだね。
「私も好き!!」
「あいつら見てると目が離せなくなるんだよなー」
うんうん。ほんとそうなんだよねー。
「でも、飼いたいとは思わねーかな」
「えっ、なんで?」
「だって、これ以上大切なもん、なくしたくねーからさ。」
「えっ…どーゆーこと?」
心に思っていた言葉が思わず口に出てしまった。
「わかった。まちこだけに教えるよ」
「えっと…無理して言わなくてもいいんだよ?」
「無理なんかしてねーよ。まちこ、お前にだけにはなんか、知っててほしんだ」
ドキン
「うん。わかった。」
本当に話聞いちゃってもいいのかな?
そう思いながらも、話を聞く。
「俺は、今年の夏休みに両親をなくした。」
思わず息をのむ
「母親は、もともと病院で入院していた。父親が事故で死んだショックのせいか、その2日後母親が死んだ…。俺はいま、めっちゃ後悔してる。」
「なんで?そんなことないんじゃないの?」
私は自分のことかのように泣いた。
「だってよー。俺は両親になにもしてやれなかった…」
私は思わずるいくんを抱きしめた。そして泣きながら言う。
「そんなことはないよ!!だって、家事だってやっていたでしょ?お母さんのために勉強だって頑張ってきたでしょ?だったら、何もしてやれなかったってことはないんじゃないの?」
そう言ってるいくんの顔を見たら驚いたような顔をしていた。
私はあわててるいくんから離れようとしたとたんるいくんは私を抱き寄せた。
私の肩に顔をうずめて子供のように言う。
「ごめん。もう少しこのまま…このままにさせてくれ。」
「え…うん。」
何かが私の肩を濡らした。
(雨降ってないよね?じゃあ、これは…)
「るいくんもしかして泣いてるの?」
「う…うっせー///……ごめんな」
(え、なにが?)
「俺…お前のことが好き。でも、彼女にはしてやれねー。」
「私もるいくんのことは好き。だから彼女にしてもらえるまでまってるから。」
「そっか…ごめんな。」
そう言って私の頭をなでてくれた。
でも私はその時にあんちゃんがみていたなんて知らなかった。
ましてやあんちゃんはるいくんの幼なじみだったとは知るよちもなかった。
「ん?あぁ…ゲームとか?」
真逆だ。ゲームって…小学校からずっとやってないよ…
うなだれながらも会話を進める。
「他は?ほら、好きな食べ物とか!」
「んー。辛いやつかな」
どうしてこんなにも違うのか。私は甘党なのにー…
はぁ…とため息がもれる。
私たちって相性悪いのかな?
そう思いつつも最後の質問をしてみる。
「じゃあ、好きな動物は?」
「子犬とか子猫とか、小さい動物が好きかな」
うそ!こんな偶然ってあるもんなんだね。
「私も好き!!」
「あいつら見てると目が離せなくなるんだよなー」
うんうん。ほんとそうなんだよねー。
「でも、飼いたいとは思わねーかな」
「えっ、なんで?」
「だって、これ以上大切なもん、なくしたくねーからさ。」
「えっ…どーゆーこと?」
心に思っていた言葉が思わず口に出てしまった。
「わかった。まちこだけに教えるよ」
「えっと…無理して言わなくてもいいんだよ?」
「無理なんかしてねーよ。まちこ、お前にだけにはなんか、知っててほしんだ」
ドキン
「うん。わかった。」
本当に話聞いちゃってもいいのかな?
そう思いながらも、話を聞く。
「俺は、今年の夏休みに両親をなくした。」
思わず息をのむ
「母親は、もともと病院で入院していた。父親が事故で死んだショックのせいか、その2日後母親が死んだ…。俺はいま、めっちゃ後悔してる。」
「なんで?そんなことないんじゃないの?」
私は自分のことかのように泣いた。
「だってよー。俺は両親になにもしてやれなかった…」
私は思わずるいくんを抱きしめた。そして泣きながら言う。
「そんなことはないよ!!だって、家事だってやっていたでしょ?お母さんのために勉強だって頑張ってきたでしょ?だったら、何もしてやれなかったってことはないんじゃないの?」
そう言ってるいくんの顔を見たら驚いたような顔をしていた。
私はあわててるいくんから離れようとしたとたんるいくんは私を抱き寄せた。
私の肩に顔をうずめて子供のように言う。
「ごめん。もう少しこのまま…このままにさせてくれ。」
「え…うん。」
何かが私の肩を濡らした。
(雨降ってないよね?じゃあ、これは…)
「るいくんもしかして泣いてるの?」
「う…うっせー///……ごめんな」
(え、なにが?)
「俺…お前のことが好き。でも、彼女にはしてやれねー。」
「私もるいくんのことは好き。だから彼女にしてもらえるまでまってるから。」
「そっか…ごめんな。」
そう言って私の頭をなでてくれた。
でも私はその時にあんちゃんがみていたなんて知らなかった。
ましてやあんちゃんはるいくんの幼なじみだったとは知るよちもなかった。