オタクな私にリア充の兄が出来た件wwww
真っ赤な顔の鈴木くんは私を見たり、本を見たりせわしなく視線を移動させている。
文化委員で数回話したけど、こんな態度だっただろうか?
「ど、どうして。ほ、星野さんが、ここに?」
「鈴木くんこそ、どうして」
「あっ、や、僕はここの部員だから……」
そうか。
鈴木くんが変な態度なのは、神聖な部室に入られて嫌だったのか。
「ごめんなさい。鈴木くんの気持ちは分かるから、出てきます」
私だってそうだ。
私の神聖なオタク部屋に、リア充戦士ケントが舞い込んで来た時は、腹が立った。
私の場所に侵入するなって。
きっと、鈴木くんも同じ気持ちなのだ。
「え、っと?僕の気持ちが、分かるん、ですか?それは予想外なんですけど……」
鈴木くんは目を丸くして、頭を掻いた。
いまだ赤みがかった頬は、私と目が合う度に濃度を増していく。
良い友達になれると思ったのに、真っ赤にさせる程怒らしてしまった。
鈴木くんは、同士なのに。
残念だな。
読みかけの漫画を本棚に戻してから、ペコリと頭を下げた。
「では、そういう事で」
「はい……って、え!?行くんですか!?」
「えっと、……帰ります、けど」
「あの、その、ちょっと待って下さい。心の整理が出来てません」
何故か、鈴木くんは酷くテンパっている。
それほどまでに、怒らせてしまったのだろうか。
「あれえ。鈴木くん来てたんだ」
この場を和ます救世主、アリスの登場だ。
鈴木くんも、心なしかほっとした顔を見せる。
「そう、なんです。昨日の続きを描こうと思って……」
「調度良いね。ルルさ、見学だから鈴木くんの作業見てったら?」
「「え?」」
鈴木くんに心の底から嫌われる前に、帰ろうと思っていたのに。
今度は、鈴木くんは顔を真っ青にさせて、硬直していた。
文化委員で数回話したけど、こんな態度だっただろうか?
「ど、どうして。ほ、星野さんが、ここに?」
「鈴木くんこそ、どうして」
「あっ、や、僕はここの部員だから……」
そうか。
鈴木くんが変な態度なのは、神聖な部室に入られて嫌だったのか。
「ごめんなさい。鈴木くんの気持ちは分かるから、出てきます」
私だってそうだ。
私の神聖なオタク部屋に、リア充戦士ケントが舞い込んで来た時は、腹が立った。
私の場所に侵入するなって。
きっと、鈴木くんも同じ気持ちなのだ。
「え、っと?僕の気持ちが、分かるん、ですか?それは予想外なんですけど……」
鈴木くんは目を丸くして、頭を掻いた。
いまだ赤みがかった頬は、私と目が合う度に濃度を増していく。
良い友達になれると思ったのに、真っ赤にさせる程怒らしてしまった。
鈴木くんは、同士なのに。
残念だな。
読みかけの漫画を本棚に戻してから、ペコリと頭を下げた。
「では、そういう事で」
「はい……って、え!?行くんですか!?」
「えっと、……帰ります、けど」
「あの、その、ちょっと待って下さい。心の整理が出来てません」
何故か、鈴木くんは酷くテンパっている。
それほどまでに、怒らせてしまったのだろうか。
「あれえ。鈴木くん来てたんだ」
この場を和ます救世主、アリスの登場だ。
鈴木くんも、心なしかほっとした顔を見せる。
「そう、なんです。昨日の続きを描こうと思って……」
「調度良いね。ルルさ、見学だから鈴木くんの作業見てったら?」
「「え?」」
鈴木くんに心の底から嫌われる前に、帰ろうと思っていたのに。
今度は、鈴木くんは顔を真っ青にさせて、硬直していた。